シルバーウィークにあった本学の地域貢献

2016年10月11日

 大学の役割として、学術研究や人材育成を行うことに加えて、近年では教育研究の成果を広く社会へ提供することが新たに求められており、これらを通じて社会の発展へ「地域貢献」することがますます重要になってきています。
 本学では、平成9年の開学時に定められた創立綱領に「人格の陶冶」「知識と技術の修得」とともに、「社会への医療技能の還元」が謳われており、本学の知識と技術の社会への還元が常に行われるように努めてきています。
 その中で本年は、9月19日の敬老の日を中心としたシルバーウィークに、地域の高齢者の方々と「健康長寿」をテーマとしていくつかの催しに参加して、私たちが日頃の学内の活動で得てきた成果をお話しすることができました。その様子を記してみたいと思います。

・シルバーウィークの9月17日に坂井輪コミュニティセンターにおいて、真砂小学校区コミュニティ協議会主催の「真砂うきうき元気塾」において『うきうき元気に行きましょう』をテーマとして認知症予防に関連する講演と実技体操をご披露してきました。
 講演は「美味しく食べて楽しく笑って健康長寿!」と題し、歯を失うとかみ合わせはどのように変化するの? 変化したかみ合わせを回復して維持する歯科治療チームの役割は? 見た目と使用感の良い入れ歯とは? などについてお話ししました。
 次の実技体操では、60歳以上の参加者76名の中に歯科衛生士1名と学生インストラクター7名が加わり、楽しい雰囲気のもとでお口の健康体操やって頂きました。歌に合わせて、口、頬、首、肩など食事に関連する体の部分が滑らかに動き、必要十分な唾液がでて、滑らかにしゃべれて、加えてこれらの機能を司る脳の働きも十分に刺激できるようにと、「健口体操」を楽しんでもらいました。

  • 「真砂うきうき元気塾」の役員を中心に明倫短大のスタッフ
  • 楽しい雰囲気のもとでお口の健康体操を皆さんにやってもらいました

・二日後の9月19日には、真砂四丁目自治会の主催で、70歳以上方々約60名がお集まりになった敬老祝賀会の会場(真砂会館)にお呼ばれしまして、「食べて笑って健康長寿」と題して、「健康長寿を獲得するために必要なお口の維持管理と、もし歯がなくなったらすぐに義歯を装着して咬み合せを取り戻し、食事ができるようにしておくことが大切」というお話をしました。
 また、「頭とお口の健康(健口)体操」と「リズム体操」を皆さんと一緒に行ってもらいました。

  • 真砂四丁目自治会の主催の敬老祝賀会で「食べて笑って健康長寿」のお話です
  • 「頭とお口の健康(健口)体操」と「リズム体操」を皆さんと一緒に

・学長である私も、9月末に津南町で開催された「北野大塾」に招かれ、健康長寿を獲得するためには歯周病の予防が大切なことについてお話をしてきました。
 「北野大塾」は著名なコメディアンであるビートたけし氏の兄である北野 大教授が津南町・妻有地方の地域起こし活動の一つとして主催されています。信濃川の河岸段丘に位置するこの地域では、山間部とは思えない広々とした美田が広がる景色の中にある芦ヶ崎小学校で、4~6年の生徒さんにお話しすると共に、竜ヶ窪温泉の集会場に移動して町民の皆さんと、歯周病の予防の話を通して健康の大切さを語り合うことができました。

  • 塾長の北野 大教授が芦ヶ崎小学校での講演を生徒と一緒に
  • 竜ヶ窪温泉の集会場で講演に溶け込んでいる町民の皆さん

 さて、健康で長寿であることは私たちの望みですが、現実には高齢になるに従い、誰かの助力を得ないと日常の生活が困難となる、いわゆる介護状態が存在してしまいます。この要介護状態を少しでも短くするためには、自分の歯で食事ができることが非常に重要であることがわかってきました。これについては、次回にでもまとめてお話ししましょう。